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血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


21【40歳代 男性】

病院に来て白血病ですと言われた瞬間からずっと辛かったし、不安だった。
この先どうなっていくのかわからないまま、毎日がゆっくりと過ぎていった。

抗ガン剤をして髪が抜け、なんとも言えない倦怠感。
放射線治療もアクリルの箱に入って1回15分〜20分ぐらいだったと思うけど、すごく長く感じた。

その後移植をした。ドナーは身内でいけたので意外とすんなりいけましたが、その後のGVHDがかなり辛かった。
病室から出れない、ベッドでほぼ寝たきりの為、体力はどんどん衰えていった。
食事もリハビリもできませんでした。

けれども、少しずつ体調が回復していき、食事も取れる様になっていった。
リハビリも少しずつ始め、車イスから歩行器へ、歩行器から自立歩行まで体力が徐々に回復した。

移植から100日後退院へ至る。
これまで頑張れたのは家族、友人の支え、励まし、何よりも看護師さんの献身的な看護。
時には話し相手にもなってくれて、自分の支えになり、退院まで頑張れた事をすごく感謝しています。