医療法人宝生会 PL病院ホームページ

グローバルナビゲーション

コンテンツ

血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


19【60歳代 女性】

最初、自家移植のお話を頂いた時は、私の年齢(65歳)では最後のチャンスといわれ、期間が半年位で再発するかもしれないし、その時に合うお薬があるかどうか?移植をすれば確実にその期間が延びるといわれました。

日程と詳しい治療内容などを書いた紙を何度も読み返し、副作用のことなどを何回も質問し、その都度ていねいに説明して下さりましたが、きつい抗がん剤に耐えられるだけの体力と気力が私にはあるのだろうか、などかなり悩みましたが、大決心のつもりで臨みました。

一番苦痛だったのは、口内炎ができた時。口もあけられず、水、錠剤さえものどを通らない時がありましたが、その都度対処療法を教えて下さり、何とか乗り越えることができました。

一番苦しいのは一時期だけで、乗り越えられない程のことではありません。

親身になってお世話して下さった先生、看護師さん感謝の言葉もありません。