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血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


17【ご家族】

病気発生日より8年が過ぎての移植ゆえ、医学も発展しており、又、当院にて松田先生にして頂き、本人、家族、全員、信頼して安心しての移植でした。

ところが突然の脳症により、ICUに入り、人工呼吸器、バルーン装着にショックを受けましたが、若さもあってか、早く回復し、クリーンルームに移れてホッとした時より、次は血尿でアテント生活です。と共に、激痛を伴い、母と看護師との対決で大変ご迷惑をおかけしました。

医療麻薬のおかげで、痛みは改善されながらも、血尿止まらず、膀胱内を洗浄、出血止め等、手をつくして頂いたおかげで、血尿が止まりました。後は肺炎を三度再発したり、GVHDで下半身からかゆみが出たり、腸閉塞とは気づかず、無理に食事を強要し、嘔吐を繰り返したりと、最後は長期の入院生活の為、精神面で日々泣きくらしたりと色々ありましたが、素晴らしいスタッフの対応や処置に感謝しております。

本当にお世話になり、ありがとうございました。