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血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


11【40歳代 女性】

私はこちらの病院で、急性骨髄性白血病と診断され治療を受けることになりました。
診断後、すぐにクリーンルームにて抗ガン剤治療が始まりました。8月末に末梢血管細胞移植を受け、10月現在に至ります。今日まで、熱、帯状疱疹、浮腫、脱毛、倦怠感、吐気、腹痛など様々な症状がありました。どの症状も本人にとってあまりうれしくないものばかりでしたが、担当の先生や看護師の皆様に支えられ何とか乗り越えられて来たと思います。
どんなつらいときでも”笑顔”さえ忘れなければ心が折れる事はないと思います。長期間、家族と離れてくらす入院生活は私にとって自分を見つめ直す事が出来た貴重な時間となりました。人を想いやる気持ちを再確認させて頂きました。本当に有り難い想いで一杯です。(自分の事も少し好きになりました(笑)。)

今後、どの様になって行くんだろう・・・と少し不安な気持ちもありますが、先のことは誰にもわかりません。私にできる事は一日一日を思いを込めて、精一杯大切に過ごして行く事だと思います。
多くの方々のおかげで、ここまで元気にして頂きました。心からありがとうございました・・・とお伝えしたい私です。