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血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


05【50歳代 女性】

二年前の9月、先生から血液のガン(多発性骨髄腫)とお話があった時は、何が何だかわからなくて自分がいったい何なのか理解するのに何日かかかりました。
世間では ガン=死 という定説がまだまだあり、私も一時頭をかすめたりしました。
でも主人ができるだけがんばってみよう、治ることをあきらめてはいけないとはげましてくれ、まだ学生の子どももいてるし、先生方、看護師の方にすべてをまかせ戦いが始まりました。
幸い私にきく抗ガン剤も見つかり、日に日に元気になっていきました。
最終的に自己移植という形をとらせてもらい、それも無事終えることができました。
つらかった副作用というのは、私の場合移植後に高熱、はきけ、食欲不振が出たことです。それもある程度時間がたてば乗り越えられます。
大病をして人生観が変わったほどいろんな勉強をさせていただきほんとうにありがとうございました。