医療法人宝生会 PL病院ホームページ

グローバルナビゲーション

コンテンツ

血液内科

長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。

【末梢血幹細胞移植患者からの闘病手記〜明日、移植を受けられるあなたへ〜】

血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。


01【60歳代 女性】

悪性リンパ腫。名前は聞いた事があったけど、何で自分がと大きなショックを受けました。泣いてばかりで覚悟を決め入院。そして、1人の患者さんにお会いし、勇気をもらいました。「私も同じ病気。一緒に頑張ろうね」と…。どれだけ心強かったか。少し不安はゆるぎました。何くそと言う気持ちで治療にもむかいました。
治療が進むにつれ、髪の毛が抜けはじめ、本当に辛かった。情けなかった。でも、娘が言った一言「坊主になってもお母さんは、お母さんやで」と励まされ、頑張ろうと思いました。うれしかった。私には目標がある。娘や孫のために治すと。自分自身のためにも「ガンバルゾー」
何もかもはじめての事なので、緊張のしっぱなしでした。心配性の性格もあり、ずーっと気が張ってました。移植の治療の段階では下痢と発熱に悩まされました。それよりも喉の痛みがひどく、食事も受けつけませんでした。今もあまりうまく食べれません。12日目位に、いつもの辛さと違う気持ちになりました。
「よっしゃ!!」という元気な気持が降りてきたみたいです。カテーテルも抜いてもらいすっきりしました。あまり食べれませんが回復に向かっている事を感じ、私は治る、負けないぞという前向きの姿勢、気持ちを忘れなかった自分に拍手喝采です。
私の頭の上には友達から頂いた帽子が乗っています。
本当にありがとうございました。