大阪府がん診療拠点病院
臨床研修指定病院
紹介受診重点医療機関


医師から簡易懸濁の指示がある患者さまが対象です。
患者さまの判断で処方薬の簡易懸濁をしないでください。お薬の効果が弱くなる場合があります。
錠剤粉砕やカプセル開封をせずに、錠剤・カプセルをそのまま、あるいはコーティングに亀裂を入れて、温湯(約55℃)に入れ、崩壊・懸濁させて経管投与(*)する方法です。
また、錠剤・カプセルが飲みにくい患者さまも簡易懸濁することで服用が楽になります。受診時に医師にご相談ください。
*経管投与:経鼻胃チューブ、胃瘻、腸瘻から栄養剤やお薬を投与することです。
*粉砕法:お薬を粉状にして経管投与する方法
①投与するお薬、小さな容器(お薬を溶かすためのお湯が30mLほど入れば問題ありません。)、割り箸などかき混ぜることのできる棒、注入器をご用意ください。

②次に、55℃くらいのお湯をご用意ください。
55℃くらいのお湯は次のような方法で作ることができます。
沸騰したお湯もしくは電気ポット(90~98℃設定)のお湯と水道水を2:1で混ぜます。(ポットのお湯の量はやや少なめがおすすめです。)
また、電気ポットで60℃設定できるものであれば簡単に用意することができます。
(設定温度を間違えるとやけどするなどの可能性がありますので十分に注意してください。)

③容器に一回分のお薬(錠剤、カプセル剤、粉薬)を全て入れて(図①)、(2)で作ったお湯を注ぎます。
お湯の量はだいたい20mLくらいを目安に、錠剤やカプセル剤の数が6個以上になったり粉薬がある場合はお湯の量をやや多めにしてください。(図②)
④10分ほど置いておいて、容器の中に大きな固まりがなく、人肌程度の温度になっていれば準備が整った状態です。かき混ぜて、注入器で吸って、投与してください。
(できるだけ固形分も吸いきってください)(図③)

⑤注入し終わったら、容器に残ったお薬を確実に投与するため、もう一度溶かした容器に水(お湯の場合は55℃くらいがおすすめです。)を20mL以上入れて、もう一度投与してください。これは必ず行ってください。
経管チューブを洗い流す目的でもあります。