高度化・専門分化が進む医療現場における看護ケアの広がりと看護の質向上を目的に、日本看護協会の資格認定制度が発足しました。専門看護師、認定看護師、認定看護管理者の3つの資格があります。認定看護師とは「特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができ、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上をはかる者」と唱われており、以下の役割を果たします。
保健師・助産師・看護師のいずれかの免許を持っていることが必要で、実務経験が通算5年以上、うち3年以上は特定の分野での経験を必要とします。
これらを満たし上司の推薦を得て認定看護師養成の入学選抜試験を受けることができます。合格後、6ヶ月以上600時間以上の教育を受講し、終了すると筆記試験と書類審査によつ日本看護協会の認定審査を受け、合格した者が資格を得ることができます。
資格を得た後も5年ごとに更新審査を受ける必要があります。
日本看護協会の認定看護師制度委員会が特定し、当初は2分野でしたが、その後順次追加され、現在では以下の17分野が特定されています。
救急看護/皮膚・排泄ケア/集中ケア/緩和ケア/がん性疼痛看護/
がん化学療法看護/感染管理/訪問看護/糖尿病看護/不妊症看護/
新生児集中ケア/透析看護/手術看護/乳がん看護/摂食・嚥下障害看護/
小児救急看護/認知症看護
当院では、感染管理認定看護師1名と皮膚・排泄ケア認定看護師2名が勤務しています。 それぞれが得意の分野で所属部署を超え、患者様へのケアの 質向上を目的に活動を行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師は、以前はWOC看護という名称でした。
WOCとは、Wound(創傷)、Ostomy(人工肛門・人工膀胱=ストーマ)、Continence(失禁)を指します。一般の方々に理解できるよう皮膚・排泄ケアと名称変更されました。
皮膚・排泄ケア看護はスキンケアを基盤として、ストーマケア論や排泄コントロール、創傷治癒の理論を用い、自然治癒力を最大限に活かして、治癒を促すケアを行います。
具体的には褥瘡(床ずれ)や足の傷、手術後の傷がより早くきれいに治るためのケア、褥瘡予防のケアや、人工肛門を持つ人が不安なく日常生活を送れるよう支援します。
また失禁(尿漏れ・便漏れ)に対する症状軽減のための指導やおむつ・パッド類の選択についての相談もお受けします。
ストーマを造設した患者様だけでなく、これからストーマを造設するかもしれないと告げられたときからケアが始まります。
外科のストーマ外来では、手術前のストーマについての説明や造設部分の位置決め、ストーマを持つ人へのスキンケアや日常生活の相談、新しい装具の紹介などを行います。
皮膚のかゆみやただれでお困りの方、今の装具で合っているのか不安に思っている方、日常生活に悩みを抱えている方は是非ご相談ください。
医師と連携し快適な生活を送るためのお手伝いをします。
泌尿器科の排尿ケア外来では、ストーマ外来の内容に加え、尿失禁に関する相談もお受けします。
両外来とも予約制です。1人30分以上と十分な時間を取って個別相談を行います。
| ストーマ外来(外科): | 外科が初めての方は、まず外科受診をしてください。 外科を受診されている方は、外来受診時、または電話で(月曜〜金曜の祝日を除く15時〜17時)お問い合わせください。 |
|---|---|
| 排尿ケア外来(泌尿器科): | 泌尿器科が初めての方は、まず泌尿器科を受診してください。 泌尿器科を受診されている方は、外来受診時、または電話で(月曜〜金曜の祝日を除く15時〜17時)お問い合わせください。 |
| ストーマ外来(外科): | 毎週木曜日 13:30〜15:30 |
|---|---|
| 排尿ケア外来(泌尿器科): | 毎週月曜日 13:30〜14:30 |
感染管理認定看護師は、患者様・職員および病院内に出入りするすべての人たちを感染から守るために活動しています。
具体的な活動としては
また、病院を利用される方を感染から守るために、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務職員で構成した感染対策チーム(ICT)の一員として、感染症の発生を監視するとともに、感染が発症したときの迅速な対応に努めています。